健康診断シーズン到来　悪玉コレステロールって悪い奴なの？①

朝は肌寒くて昼はちょっと汗ばむ陽気、そして夜に気温は急降下。

日本の春ってこんなでしたっけ？

こんにちは川島です。

４月になって健康診断に行かれた方が増えてきてます。

そして様々な結果を報告してくれます。

その中からよく聞く話題について

「悪玉コレステロールが多いので脂っこい食べ物を控えましょう」と言われた方

悪玉と言われているLDLコレステロール

高いと心臓病のリスクを上げるなんて言われています。

本来の重要な役割を無視して健康診断の際の悪の代名詞にされていますね。

LDLコレステロールの役割は

肝臓で作られたコレステロールを体の各所の細胞に届けるためのもの

※コレステロールは細胞膜の材料になったり、ステロイドホルモンの材料になる体にとって重要な働きがあります。

・・・別に悪くないですよね？

じゃあ心臓病のリスクを上げてるのはなぜ？

血管に炎症が起こるとその炎症を抑えようとLDLコレステロールが患部に付着してプラーク（垢のようなもの）にかわります。

それが血管を狭くして・・・ってやっぱりLDLコレステロールは悪くないですよね！むしろ良い奴ですよね！

良くないのは炎症を頻繁に起こしてしまうこと、プラークを分解する働きの高まる運動が日常的に足りていないこと。

お願いだからもう悪玉なんて言わないでください。

ちなみにLDLコレステロールの上昇と心臓病死のリスクについて

心臓病死による死亡率はLDL－ｃが80ml/dl以下の方と140ml/dl以上の方の間で５％程度上昇します

でも

心臓病死に限らない総死亡率はLDL－ｃが80ml/dl以下の方と140ml/dl以上の方の間で1５％以上下がります

LDL-ｃが高い人の方が死ににくいんですね。

じゃあ高い方が良いのなら医者に言われた食事のこととか何にも気にしなくて良いの？って言われると

全然そんなことは無いんですけどね！

長くなっちゃったのでそれが何故かはまた今度！